今大学の人間福祉学部・人間福祉学科というところで学んでいます。今期受けている授業に「権利擁護を支える法制度」があるのですが、そこで日本国憲法について学びました。
そりゃ、日本国憲法って知ってますよ。学校でならいましたし、ニュースでも言いますから。何しろ、国民歴もすでに半世紀が過ぎています。
でも、あらためて一部分であっても読んでみて、なんて崇高な文章なんだろうって感動しました。
例えば授業の一番最初に先生が以下を読み上げました。
日本国憲法第十章 最高法規
第九十七条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に耐へ、現在および将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。
正直この一文に触れたのは記憶の中では、初めてでした。
授業ではあっさり紹介されるだけでしたが、私はひとり妄想が広がりました。
敗戦後まもなく、この文章が憲法として生まれたんだ~と想いを馳せ、涙が出ました。
憲法を議論し、策定し、推進した人たちも、恐らく大切な人を失い、でも同時にだれかを傷つけ、目の前に広がる風景は、記憶とはすっかり変わってしまっている、そんな中で創ったんだろうと思ったら、感動でもういっぱいになってしまって・・・
人間って美しいな~みたいな。人間って強いな~みたいなね。
その後も、授業が続くわけですが、先生が淡々と読み上げるのが、むしろ味わいよく、パソコンの前でじんわりと感動を味わいました(笑)
人生の後半戦に向け、50代で学び直しをするって、これまでの自分の人生の歩みのちょっとした答え合わせのような、今後の自分の道筋が「間違っていない!」と確信をしながら、前方を照らすようなそんな作業なのかな~とふと思いました。
まだ1学期なので、科目それぞれ入り口ですが、毎回気づきがあって面白いです。若い頃より、経験値がある分、感度も上がっているようで、心に残ることも多いです。(でも残念ながら頭には残りません^^;)
改めて、学びは美しい!!とうなる日々です。