コラム2023/07/10

同窓会とプチ親孝行@屋形船

今私は高齢期のお客様のライフプランをしっかり支えられるようになりたいと、「後見人」のあり方を学んでいます。

私の思い描く後見人のあり方のために、現在大学で学んで社会福祉士の資格取得を目指しているのですが、「後見人」としての学びを深めるあるいは考えを深める最も大きなきっかけになったのが、昨年地域後見推進プロジェクトが主催する養成講座を受講したことです。

これは市民後見人を養成するための講座なのですが、東京大学大学院教育学研究科生涯学習論研究室がプログラムを編成しているだけあって、他にはないとても充実したプログラムです。それに講師陣がすごい!!

私はコロナ禍での受験だったので、全ての授業がオンラインだったのですが修了証書授与式に参列させていただき、そのすごさに改めて感動したものです(終了試験の難しさには閉口しましたが・・・)授与式は東大で行われました!そして、リンクを見ていただければと思いますが祝辞をいただく先生方の顔ぶれが素晴らしいこと!

普段ビジネスフィールドでいわゆるエンディング系の勉強会とか参加することがありますが、どうしても「ソリューションありき」になってしまうお話が多いのが現状です。(それがわるいワケではないし、ビジネスなので当たり前)しかしアカデミックな視点でこの高齢化社会を見ると、「社会的課題」として捉まえ、それを社会としてどう解決するのかといった視座の元お話が進むので、その文脈にまず感動しました。俯瞰するということは、より多くの解決策が得られるのではないかと感じました。結果、もっともアカデミックな学びを深めたいと思い、大学編入を決めました。

この地域後見推進プロジェクトの同窓会兼交流会が昨日行われ、参加してきました。100名以上の方がいらっしゃったと思いますが、グループワークではバックグランドの違うみなさんと意見交換をさせていただき様々な気づきがありました。またその後の交流会をとおして、改めて感じたのは「後見」という制度を善意だけに頼って進めていくのは非常に難しいということです。専門職の介入に対しての問題点も指摘されていますが、それでも人の人生を見守るというのは責任が大きく、様々な問題が潜んでいます。そこに「善良な市民」だけで関わることは,関わる方にとっても負担も大きくもっと専門家、例えばFPもその一つかも知れませんが、のバックアップが必要だと感じました。

個人的にもますますモチベーションがあがりました^^

私が運営するFP相談ねっとのYouTubeチャンネルで関連する動画もアップしました。今後もこのような情報発信は続けていきます!

写真は、先日母が田舎からでてきてくれた時に行った、屋形船の様子です。隅田川をのんびり2時間の旅。ほんのちょっと親孝行できたかな?